Spotifyが、音楽やポッドキャストなどの今年のリスニングデータから2025年を振り返る各種ランキングを発表した。

Mrs. GREEN APPLEが今年も大活躍

2025年に国内で最も再生された楽曲は、Mrs. GREEN APPLEの「ライラック」。昨年4月リリース以来、安定して高い再生数を保ち続け、昨年の2位から1つ順位を上げて、彼らにとってこの部門初の1位に輝いた。また2位の「ケセラセラ」、3位の「青と夏」、4位の「Soranji」や「ダーリン」「クスシキ」「点描の唄」など計7曲がトップ10にランクイン。そんな中でNumber_iの「GOD_i」が5位、サカナクションの「怪獣」が6位を獲得し、JIMIN（BTS）は「Who」で10位にランクインした。

国内で最も再生されたアーティストも3年連続でMrs. GREEN APPLE。2位にはback number、3位には米津玄師が登場し、4位以下にはVaundy、Number_i、RADWIMPS、藤井風、あいみょん、Official髭男dism、ヨルシカが続いた。

今年ブレイクしたHANAとCUTIE STREET

国内で最も発見されたアーティストはHANA。デビュー以来数々の楽曲をヒットチャートの上位に送り込んできた彼女たちは、強いメッセージ性と個性豊かなメンバーの魅力で2025年の音楽シーンを席巻し、多くの新規リスナーを獲得した。2位のCUTIE STREETは、代表曲「かわいいだけじゃだめですか？」に象徴される新たな“KAWAII”像を発信して支持を拡大。HANAとはまた違った角度からの自己肯定感をテーマにした表現で、同世代のリスナーの共感を呼ぶ存在となっている。

このほかサカナクションやMrs. GREEN APPLE、米津玄師、back numberなど、各種ランキングを賑わせたアーティストが並ぶ中、アイナ・ジ・エンドは7月のリリース以来、国内外で多くの支持を集めた「革命道中 - On The Way」のヒットによりリスナーベースを広げ、5位にランクインしている。

国内で最も再生されたダンス＆ボーカルグループは

国内で最も再生されたダンス＆ボーカルグループはNumber_i。2位以下にはBE:FIRST、TWICE、BTS、HANA、嵐、Stray Kids、JO1、TOMORROW X TOGETHER、aespaがランクインした。

推し活ブームの広がりとともに、ストリーミングで楽曲を聴いたり、コミュニティに拡散して“応援する”というカルチャーが定着し、ダンス＆ボーカルグループのジャンルとしての人気や認知が確立した。

海外で人気のCreepy Nuts、Ado

海外で最も再生された国内アーティストの楽曲は、Creepy Nutsの「オトノケ - Otonoke」。Creepy Nutsとしては昨年の「Bling-Bang-Bang-Born」に続き、異なる楽曲で2年連続の首位を獲得し、グローバルでの存在感をさらに強めた1年となった。続く上位には、藤井風「死ぬのがいいわ」、Teriyaki Boyz「Tokyo Drift」、YOASOBI「アイドル」「夜に駆ける」など、いずれも海外での長期的な支持に支えられたロングヒット曲が並んだ。

海外で最も再生された国内アーティストはAdo。2021年から2024年まで4年連続でトップに君臨していたYOASOBIに代わって初の1位に輝いた。2位以下にはYOASOBI、米津玄師、藤井風、Creepy Nuts、XG、久石譲、BABYMETAL、LiSAなどが続いた。

Number_iとCreepy Nutsのコメント動画

このほか「国内で最もSNS上にシェアされた楽曲」「国内で最も再生されたリリース年代別の楽曲」など、さまざまなランキングが発表されており、YouTubeではNumber_iとCreepy Nutsのコメント動画が公開されている。

なおZOZOとのコラボレーション「Spotify まとめ 2025 in ZOZOVILLA」として、「Spotify まとめ 2025」のプレイリストから、今年を彩った9曲のジャケットデザインをプリントしたTシャツが本日12月3日より販売される。詳細は特設ページで確認しよう。12月26日から28日の3日間、東京・中目黒のCOMPLEX BOOSTでは「Spotify まとめ 2025 in ZOZOVILLA」ポップアップイベントが実施され、本アイテムが展示される予定だ。

さらに12月12日から12月18日の7日間、HANAの楽曲「Blue Jeans」にちなんで、実際のデニム生地で制作した大型広告が東京・表参道で展開される。

提供元：音楽ナタリー