緑黄色社会が劇場アニメ「パリに咲くエトワール」主題歌担当、勇気与えるような新曲「風に乗る」
緑黄色社会が、3月13日に公開されるオリジナル劇場アニメーション「パリに咲くエトワール」の主題歌を担当する。
「パリに咲くエトワール」は「ONE PIECE FILM RED」や「コードギアス 反逆のルルーシュ」を手がけた谷口悟朗と「崖の上のポニョ」「魔女の宅急便」など多くのスタジオジブリ作品のキャラクターデザイン、原画を務めた近藤勝也が初めてタッグを組んだ作品。20世紀初頭のパリを舞台に、日本からやってきた2人の少女・フジコと千鶴が、画家、バレリーナというそれぞれの夢を追い求め奮闘するストーリーだ。フジコ役は當真あみ、千鶴役は嵐莉菜が担当。ロシア人の青年ルスランを早乙女太一が演じる。
緑黄色社会は本作の主題歌として新曲「風に乗る」を書き下ろし提供。作詞を長屋晴子(Vo)、作曲・編曲を穴見真吾(B)が担当したこの曲は、20世紀初頭が舞台であるアニメの世界観を意識した、クラシカルな生楽器とバンドアンサンブルがサウンドに取り入れられ、聴き手に勇気を与えるような仕上がりになっている。YouTubeでは「風に乗る」の一部音源を使用した本予告映像が公開された。
長屋はこの曲について「しがらみも多くある中で、新たに行動を起こすきっかけになってほしい。そんな想いで『風に乗る』という曲を作りました」とコメント。バレエ経験を持つ穴見は本作に対して「尊いご縁のようなものも感じた」と言い「『風に乗る』という曲が、私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います」とつづっている。
また「パリに咲くエトワール」の追加キャストとして、門脇麦、尾上松也、角田晃広(東京03)、津田健次郎らが声優を担当することが発表された。
長屋晴子(Vo)コメント
時代背景は違えど、音楽や美術、芸術的な要素も多く、バンド内にバレエ経験のあるメンバーがいるなど共感する部分も沢山あるので、今回お話をいただき本当に嬉しかったです。
しがらみも多くある中で、新たに行動を起こすきっかけになってほしい。そんな想いで「風に乗る」という曲を作りました。
時代が違えば当然悩みの種も変わる。それでも根本的なところでは、いつの時代もみんな同じような悩みを抱えているかもしれません。それぞれの悩みや生活に照らし合わせながら聴いていただけると嬉しいです。
穴見真吾(B)コメント
“コードギアス 反逆のルルーシュ”をはじめ、谷口悟朗監督の作品に刺激をもらってきた身として、お話をいただいた時には胸の奥から高揚しました。
そして、奇遇にも母が営むバレエ教室で幼い頃からクラッシックバレエに触れてきた身としては、尊いご縁のようなものも感じております。
この「風に乗る」という曲が、私たちが今生きる現代と、フジコたちが生きる20世紀初頭のパリとを繋ぐ、架け橋のような存在になってくれたらと心から願います。
劇場アニメ「パリに咲くエトワール」 2026年3月13日(金)全国公開 ©「パリに咲くエトワール」製作委員会
提供元:音楽ナタリー