山内惠介を椎名林檎がプロデュース、アニメ「ゲゲゲの鬼太郎」傑作選の新エンディングテーマ制作
椎名林檎がプロデュースした山内惠介の新曲が、フジテレビほかで放送中のテレビアニメ「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」の7~9月期エンディングテーマに決定した。

「ゲゲゲの鬼太郎 私の愛した歴代ゲゲゲ」は「ゲゲゲの鬼太郎」の原作者である水木しげるの没後10年を記念して企画された傑作選。鬼太郎にゆかりのある著名人がセレクトした回が、過去に放送されたアニメ第1期~第6期の中から毎週1話ずつ放送される。なお現在のオープニング主題歌はAdoが歌う「ゲゲゲの鬼太郎」、エンディングテーマは氷川きよし with t.komuroによる「Party of Monsters」。
新たなエンディングテーマのタイトルは「闇にご用心」。山内が地元・福岡の高校の先輩でもある椎名にプロデュースを依頼したというこの楽曲は、“和”の雰囲気を感じさせる歌詞と旋律、ソリッドなバンドサウンド、華やかな管楽器で構築されている。

「闇にご用心」について山内は「『ゲゲゲの鬼太郎』そのものの世界が椎名さんの詩とメロディによって表現されていて、アップテンポでありながらジャジーな曲で、とにかくおしゃれなサウンドになっています」と絶賛。また椎名のディレクションについて「唸ったり、頭の文字を揺らすというような、今までしてこなかった歌い方を椎名さんからリクエストいただきました。この楽曲で脱皮した山内惠介をお届けできると思います」「椎名さんの中では『こういう風に歌ってほしい』という世界観が完成していたので、それを自分が何個できるのだろう、そしてできればできるほどこの楽曲の姿形がはっきりしてくるのだろうなと思って、頑張りました」と語っている。そんな山内の奮闘を見た椎名は、レコ―ディング終了後に「山内惠介さんは歌一筋に生きてこられた方だからこういう表現をされるんだなということを、レコーディングをやっていて感じました」と彼にメッセージを送った。
山内惠介 コメント

この度は、二重の喜びでした。
「ゲゲゲの鬼太郎」のエンディング曲を歌える上に、作詩・作曲を母校の先輩である椎名林檎さんに書いていただけて、
デビュー25周年のギフトだと受け止めています。
「闇にご用心」は難解で難曲ですが、歌えるとその先には自由が待っています。
ただし、自由を履き違えると一寸先は闇。
そう、闇にご用心なのです。
©水木プロ・東映アニメーション
提供元:音楽ナタリー