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吉澤嘉代子がNHK新ドラマ主題歌を担当、超小型人工衛星で宇宙目指す4人にエール

吉澤嘉代子の新曲「うさぎのひかり」が、9月8日からNHK総合で放送されるドラマ「いつか、無重力の宙(そら)で」の主題歌に決定した。

吉澤嘉代子

「いつか、無重力の宙で」は高校時代に天文学部だった4人が30代になってから再集結し、超小型人工衛星を作って宇宙を目指す夢を叶えるため、奔走する姿を描いたドラマ。主人公の望月飛鳥を木竜麻生、飛鳥の高校時代の友人を森田望智、片山友希、伊藤万理華が演じる。

吉澤が提供した「うさぎのひかり」は「いつか、無重力の宙で」のために書き下ろされた新曲。ドラマの制作スタッフから受け取った手紙や脚本を何度も読み返しながら作ったとのことで、彼女は「闇の中で誰かの光に照らされて救われるとき、照らす側の人もまた、救われているーー。そういう歌を書きたいと思いました」とコメントしている。

森優太(右端)とドラマ音楽演奏メンバー。
森優太(右端)とドラマ音楽演奏メンバー。

またドラマの音楽を森優太が制作することも決定。彼は「自分は30代終わりがけ、重力にもがいている最中ですが、制作チームやミュージシャンの皆さんと会話しながら宇宙を目指す音楽を作る過程で、自分の重力もほどいてもらった気持ちです」と制作時を振り返っている。

吉澤嘉代子 コメント

闇の中で誰かの光に照らされて救われるとき、照らす側の人もまた、救われているーー。
そういう歌を書きたいと思いました。大人になった私たちが夢を見続けることはたやすくありません。でも、大人になったからこそ叶えられる夢がある。プロデューサー・演出のおふたりが魂をこめた手紙をくださり、脚本と手紙を何度も読み返しながら言葉をえらびました。この歌を書かせてくださり本当にありがとうございます。

森優太 コメント

企画書にあった力強いコピー「立場、責任、世間体…大人になるにつれ、地球の重力は少しずつ重くなっていくだからこそ、彼女たちはかつての夢と友情を胸に《無重力の宙》を目指すのだーーー!」に心動かされ、ぜひ参加させてください!!とお答えしました。自分は30代終わりがけ、重力にもがいている最中ですが、制作チームやミュージシャンの皆さんと会話しながら宇宙を目指す音楽を作る過程で、自分の重力もほどいてもらった気持ちです。ぜひ視聴者のみなさんにも、夜の15分、主人公たちを見守りながら、心を軽くする時間を過ごしてもらえたらうれしいです!

南野彩子(「いつか、無重力の宙で」プロデューサー)コメント

飛鳥たちの高校時代を演じていただく皆さんは、オーディションを経て決定しました。4人ともフレッシュで、これからの可能性を無限に秘めたキラキラとした目をしていて、大人チームの皆さんと「ま、まぶしい…!!」と日々その輝きをくらっています。同じ人物の10代と30代をそれぞれで作り上げるということで、出演者の皆さん同士で、丁寧にコミュニケーションを取りながら撮影に臨んでくれました。大人になって変わったところ、そして変わらないところ、皆さんが時間のバトンをつなぐ様子を、ぜひ楽しんでいただきたいです。
また鈴木さん演じる和泉先生と、生瀬さん演じるタクシー運転手の舎人さんは、飛鳥たちの無謀な宇宙への挑戦を、本当に優しく心強く見守ってくださいます。本作も、衛星開発を表現するにあたって、多くの大学の先生方が、知識も経験もない我々を助けてくださいました。皆さん〈宇宙〉というスケールの大きなものと向き合ってきたからこそ、見ている視点が先の先を行っていて、でも隣で宇宙を目指す仲間を取りこぼさない優しさもあって。そんなすてきな大人の姿を参考に、お二人のキャラクターが出来上がりました。
そして、音楽は森優太さん。森さんが作る音楽はいつも可愛くて面白くて、まさに心が「無重力」になるような軽やかさがあるのが大好きです。今回も飛鳥たちらしい宇宙が広がる音楽で物語を彩ってくださいます。
最後に、主題歌は吉澤嘉代子さん。過去の自分に対する恥ずかしさやもどかしさも含めて、抱きしめてくれるような優しい楽曲を作られる方という印象があり、私と演出の佐藤は何度も吉澤さんの曲に助けられてきました。本作は、30代の主人公たちが高校時代の自分と再会する物語であり、曲にも時間や空間を超えた思いを詰め込んでくださっています。あの時の夢を、この仲間とならもう一度追いかけられる。そんな彼女たちの物語がいよいよ来月から始まります! ぜひ楽しみにお待ちください。

NHK総合「いつか、無重力の宙で」

2025年9月8日(月)22:45~23:00
※以降毎週月曜~木曜に放送。

提供元:音楽ナタリー